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風神雷神図屏風 / Fujin Raijin Folding Screen BY NAOKI KOYANO
9月のある日、日経アートのご担当者さまが、ご注文くださったお客様のもとへ作品を無事にお届けくださいました。お客様が作品の前で音楽を聴きながら静かに向き合ってくださっているとうかがい、その光景を思い描くたびに、心がそっとほどけていくのを感じます。 きっと、こうした瞬間のために描いているのだと、あらためて思いました。作品が誰かの日常の中で息づいていると知ることほど、私にとって幸せなことはありません。 今回の「風神雷神図屏風」では、古典の形式を踏まえながらも、単なる模倣ではなく、「内なる自然」を描きたいと考えました。 屏風は、平面でありながら立体的な空間を内包する形式です。その構造そのものに強い魅力を感じています。 左右の神像は対峙しながらも、互いに見えない「風」と「音」の流れを送り合い、画面全体を包むひとつの気の世界をつくり出している。私は、自然現象を神聖化するのではなく、人の内に潜む自然の力―心の中に息づく風や雷―を表そうとしました。 風神の風は「怒り」ではなく「意志」として、雷神の響きは「破壊」ではなく「覚醒」として描いています。...

naoki koyano
11月13日読了時間: 3分


「干支色紙・絵画技法」/ "We will remind you of "Oriental Zodiac Paper and Painting Techniques"
干支色紙で使用している「截金 / きりかね」「砂子 / すなご」と言う技法の簡単な説明。 「截金」・・・切箔、野毛、短冊(野毛の太くなったもの) 写真は、熱で金箔2枚を焼き合わせ(本格的には炭熱で箔を接合させる)竹刀で切った状態「野毛」と言います。...

naoki koyano
2022年12月22日読了時間: 2分


VTS or BTS ・・・?!
ロータリークラブの皆様に向けてのお話ですので、ビジネスに絞った視点での部分が強いかと存じますが、皆様にも共有していただければと思いますのでUPいたします。 こんにちは。 3年程前だったと思います。 その時お話した事は「日本画と西洋画の違い」というテーマだったと思います。...

naoki koyano
2022年10月13日読了時間: 8分


日本画について / About Japanese Paintings
世界的なコロナ禍である現在、現代アートの流れを強く感じるようになり、 「日本画」と言うものを、再考することが必要だな~ と思っていた。 丁度2年ほど前の、◯◯ロータリークラブ 卓話の資料が出て来ましたのでUPします。 「日本画」とはどんな絵なのか?...

naoki koyano
2021年5月16日読了時間: 7分


いざ鎌倉・かにや / When it comes to Kamakura/Kani-ya
キャリーバック、包装紙などをデザインさせて頂いた、埼玉県狭山市にある銘菓「かにや」の人気菓子「いざ鎌倉」です。 昨年12月初旬頃から新デザインで発売されています。 旧デザインも私が手掛けたものでしたが、今回は全く違うコンセプトでのアプローチ。...

naoki koyano
2021年1月10日読了時間: 2分


ART思考(その2)/ ART Thinking (Part 2)
「アート思考」から生み出される世界や考え方が、今更ながら答えを変えてくれました。 芸術、絵画、日本画、そして自分に何が出来るのか、東日本大震災の時は「何もできない」という答えに至りましたが、コロナ渦では、今まで当たり前に思っていた事が、あっさり無くなる体験を通じ、大きく意識...

naoki koyano
2020年8月11日読了時間: 3分


ART思考 / ART Thinking
こんな時期「絵を愉しむ・絵から癒される」などの言葉が沁み入るのは、私だけだろうか。 絵画は物質的に考えると、紙やカンバスに付いた絵具の染みなので、愉しむとか癒される などというのも、可笑しなことなのかもしれない。 しかし、その染みを見て、美しいと感じたり、哀しい感情が湧いて...

naoki koyano
2020年5月20日読了時間: 3分


ダムタイプ展
「ダムタイプ展」に行って来ました。 雨の中最終日に滑り込み! 結成35周年 フランス ポンピドウー・センターで開催された個展を少し手を加え、日本での開催ということである。 ダムタイプは、京都市立芸術大学の学生が中心になり結成されたアーティストグループ。...

naoki koyano
2020年2月17日読了時間: 1分


Alive for the End of the Start
初めてというのは、催した本人にとっても、そして観る側である私にとっても同じことだった。 そのコンセプトに、純粋に心を打たれた。 ジャンルは全く違うが、表現者として謙虚に物事を進めていく姿、そして自身を見つめ昇華し、高次の世界にアクセスする行為はアーティストであると感じた。 大人の男として逞しくも感じられ、喜びも生まれた。 「未来は未知である」ことは十分わかっているし理解もしているが、時を重ねると揺らぐ時が多くなる。 特に私の年齢になるとそうだ。 そういった意味でも、刺激を受けたし勇気も貰えた個展であった。 ジャンルは全く違うが、表現者として謙虚に物事を進めていく姿、そして自身を見つめ昇華し、高次の世界にアクセスする行為はアーティストであると感じた。 大人の男として逞しくも感じられ、喜びも生まれた。 「未来は未知である」ことは十分わかっているし理解もしているが、時を重ねると揺らぐ時が多くなる。 特に私の年齢になるとそうだ。 そういった意味でも、刺激を受けたし勇気も貰えた個展であった。

naoki koyano
2019年12月8日読了時間: 1分


Jean-Michel Basquiat EXHIBITION
バスキアの展覧会に行って来ました。 「 生きる = 絵を描く・表現する 」という異次元を生きたアーティストだった。 物凄く主張があり、強烈で、説き伏せるような情熱など、観る前に自分なりに想像していたが、いい意味で綺麗に裏切られました。...

naoki koyano
2019年10月19日読了時間: 1分


アブストラクト/ Abstracts
変化は一瞬で起きる。 予期していた通りにはならない出来事は、何処に向かっているのか。 ただ楽しむこと 回転木馬のように。 Change happens in an instant. Events that do not turn out as anticipated,...

naoki koyano
2019年2月7日読了時間: 1分


アート400選
夏が過ぎてしまうのは少し残念な気もしますが、今年の夏はあまりにも猛暑でしたから、 九月の暑さも少しおさまってくれればと。。。 月刊ギャラリー9月号の400号記念企画「日本で発表されているアート400選・PART2」に掲載されました。...

naoki koyano
2018年9月3日読了時間: 1分


444Hz and 528Hz
音も色彩も「波長」です。 簡単に言えば、音は「振動」、色彩は「光」として表現されます。 私は長らく「色彩」に親しみを感じていましたが、まさか「音」の振動にこれほど惹かれるとは思いませんでした。特に、444Hzと528Hzの微細な振動は、私の体内に浸透し、癒しをもたらし、身体...

naoki koyano
2018年7月5日読了時間: 2分


ゆらぎ
先日「蛍」を見て来ました。 何処か遠くに旅をした感覚、清々しいしく心癒されました。 初めて蛍の光を見たのは随分と前になるのですが、光も届かないくらいの真っ暗闇に、ポーっと浮かび上がる儚い光、魂が震えたのを今でも鮮明に覚えています。 「Blue...

naoki koyano
2018年6月6日読了時間: 1分


富士巡礼旅
四月中旬天気は曇り時々雨、富士は繊細で美しい山桜を咲かせ歓迎してくれました。 富士(不二)を描くようになってから実現したかった、富士をぐるっと一周する巡礼旅。 今回は静岡の駿河側から入り、富士山本宮浅間神社、北口本宮富士浅間神社、富士御室浅間神社、...

naoki koyano
2018年4月20日読了時間: 1分
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